株式会社健康野菜頒布会
代表取締役会長　髙士雅次

いま、産業界はあらゆる面において厳しい環境に置かれています。

ものつくりの生産拠点が海外に移り、国内空洞化は進み、雇用はますます厳しくなっており、とくに高齢化問題も福祉や税収にも大きな影を落としています。

　こんな時こそ、新しい事業としての農業は可能性を秘めています。

　こんな時こそ、地方はこれからの未来を真剣に考え立ち上がるべきではないでしょうか？

　農業が事業になれば、雇用にも食や健康にも、ＧＤＰにも、国家さえも支えるパワーがあるはずです。

とくに、新規参入者が増え、その新鮮なパワーでもっと農業が元気になれば良いと思います。

　事業とは、コストダウンと販路開拓のマネジメントスキルを駆使して行う行動という定義を考えてみると、農業が事業に成り難かった理由が見えてくるのではないでしょうか。

　今までの水耕栽培は、土耕栽培より効率的生産ができるにもかかわらず、ランニングコストがかかりすぎました。販路開拓を容易にする最大の武器は、コストパフォーマンスだからです。

　また、雇用問題への貢献として、ぜひ障がい者雇用にも取り組んで行きたい。

　そのような意思をもった大勢の絆が日本農業の未来を考えるならば、農業は必ず元気になると信じ、このたび志を同じくする農業生産法人が発起人である新会社の設立に至りました。

　産業空洞化対策としての農業の雇用の役割を考えたとき、障がい者雇用にも取り組むべきです。なぜなら産業界において成果主義から落ちこぼれ、精神に障害を起こした人もたくさん居り、そしてそれを支援する仕事というのは最高の人材教育になるという事を思うからです。

　ハンデキャップを持つ方々と一緒に事業をおこない、そして私たちの最大の武器であるアクアドリームファーミング水耕農法の普及の為に水耕貸し農園も行っています。

農は国家の礎なり！

　私たちの熱き想いと共に、農産物を世界に輸出し、世界のお役にたち、農業で国家が成り立つ国を目指したいものです。